秋田内陸縦貫鉄道は「森吉山(もりよしざん)の樹氷」の鑑賞期間に合わせ、お出かけに便利な時間帯に臨時快速列車を増発します。
冬季の森吉山阿仁スキー場(秋田県北秋田市)はアオモリトドマツの木に氷と雪が付着する条件が整っており、「スノーモンスター」とも呼ばれるもこもこと大きく成長した樹氷を眺めることができます。山形県の蔵王、青森県の八甲田と並び日本三大樹氷の一つに数えられています。
今シーズンの樹氷の鑑賞期間は2022年1月8日(土)〜3月6日(日)です。鑑賞エリアの標高1,200m「樹氷平」へは、山麓からスキー場の6人乗りゴンドラで移動することができます。ゴンドラの山頂駅舎には樹氷案内人が常駐しており、長靴・スノーシュー・ストック等の無料貸出もあります。
秋田内陸線では2022年1月8日(土)〜2月28日(月)の期間、角館駅8:15発・阿仁合駅9:50着の臨時快速列車「森吉山樹氷ライナー」が運転されます。乗車券のみで利用でき、途中停車駅は松葉駅・上桧木内駅・阿仁マタギ駅・比立内駅のみです(運転時刻は下表を参照)。観光庁は既存の観光拠点の再生・高付加価値化を推進しており、臨時列車の増発にはその補助金が活用されています。
阿仁合駅から阿仁スキー場までは、北秋田市の二次アクセス事業により通年運行している「森吉山周遊乗合タクシー」を利用することができます。上記の臨時列車を含む角館駅・鷹巣駅からの秋田内陸線列車に接続し、スキー場までを約25分で結びます(運転時刻は上表を参照)。料金は片道大人1,100円・小児550円の定額制で、通常のタクシー料金(5,000円〜6,000円)よりもおトクに安心して利用できます。事前予約制で、阿仁タクシー(0186-82-3115)または体験・レジャー予約サイト「ACTIVITY JAPAN」で受け付けています。